Oito Playlist vol.10 - 10月
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ご無沙汰しております。OitoのAyaです。気温も下がり寒くなって参りましたが、みなさんいかがお過ごしですか?冬の気配が漂い始めた10月下旬、みなさまも今年の秋を目一杯、楽しんでいらっしゃることと思います。
寒くなってくると、お家にこもって、ぬくぬくと過ごすことが幸せだと感じます。今日は早く帰って、鍋にしようかな。布団に包まったり、ブランケットに包まれてテレビの前でうとうととする、そんな幸せな時間にぴったりの、10月Oitoプレイリストを楽しんでいただければと思います。
Oito Playlistとは(再掲)
- 日常の中の心地よさ、自然を感じ季節と共に生きることを大切にしているOitoらしい、季節を感じるポジティブな曲たち
- 集中が続くとされる「ポモドーロタイマー」にちなんだ25分のプレイリスト。作業やお仕事のお供にどうぞ
- 歩くスピードにあわせたテンポ、アンダンテの楽曲を選曲。Oitoを履いて、お散歩に出かけたくなるかも
10月の楽曲紹介
今月のテーマは「おうちカフェ」。夜、帰宅後お気に入りのルームウェアに着替えて、ホットミルクやミルクティーを飲み、ほっとする大切な時間。1日の終わり、心地よい疲れを感じながら、夕方から真夜中と、夜が徐々に深くなる間に聞いていただいているシーンを想像し、選曲しました。温もりを感じるひと時になれば幸いです。
Milk (BPM 110) / chelmico
ほっとするという感覚は一人一人違うと思いますが、私がほっとするのは「馴染み」がある場所や感覚を感じた時です。旅行から帰ってきて家に帰ってきた瞬間のほっとする感覚や、大勢の知らない人がいる中で友人を見つけた時に心がほっとする感じ。だからこそ今月のプレイリストはあえて日本語の歌詞や聞いたことがあるメロディーを中心に構成しました。
一曲目はchelmicoさんのmilk。「優しい愛」をテーマにして、あえて音数を少なくしているというこの曲はたしかに音数が少なく始まりますが、丁寧に音の上にハーモニーや他楽器を重ねていっていることに気づきます。そうすることで、アクースティック楽曲特有の寂しさではなく、温もりと優しさを感じるのかなと思います。「ミルクは多め・・・」で始まる、優しい日常を描いた歌詞も今月のテーマにピッタリです。
Climax Night (BPM 92) / Yoga New Waves
シティポップバンド、Yoga New WavesのClimax Night。心臓の鼓動のように「とんとんとん」と一拍ずつ打ち込まれるベースの音にぴったりと合わせて、リズムを刻んでいるように、歌詞がシンクしているのが心地よい。また、短いながら、過去の楽しかったこと、悲しかったことのワンシーンを切り取った歌詞も印象的です。もう一度「そんな日々」に出会いたいと、昔を懐かしみながらボーカルの気持ちに共感しながら、忙しい日の終わりに今日を振り返りながら聞くのにピッタリだと思います。
Toromi Days (BPM 86) / Yogee New Waves feat Kuo
夕陽も沈み切って夜が始まる時、時間の感覚や空間も曖昧になって、とろけていくような瞬間があるように思います。いわゆるGolden Hourにバルコニーから夕陽を眺めるのが好きなのですが、昔からつっかかっている心のわだかまりも、その日感じたモヤモヤも溶けていってしまうような癒しの時間です。
恋人たちがお互いにあえていない中で想いあう歌詞なのかなと思いますが、一曲前のClimax Nightとは異なるあえて曖昧な描写は聞き手の想像をあえて掻き立てる仕掛けでしょうか。ただただ曲に身を委ねて、とろける空を見つめながら過ごす時間はとても贅沢です。
What A Beautiful Night (BPM 96) / Yasuyuki Horigome
一曲前が夕陽が沈むGolden Hourの描写だとすると、この曲は都会のネオンを滑りゆく夜のドライブを描写した一曲。80年代のシティポップを感じさせる、きらきらなシンセサイザーの音が印象的です。
秋の雨の夜は寒いし濡れたくないと思って、外には出たくないですよね。ただそんな時に、ふと外をみてみると夜のネオンがとても綺麗に見えることがあります。憂鬱な気持ちを解消してくれる、キラキラ・シンセサウンドと共に、夜の会社帰りや駅から自宅への帰り道を、ちょっとした楽しみに変えてくれる一曲です。
ほんとは feat. Kan Sano (BPM 88) / Shin Sakiura
ギタリスト・プロデューサーであるShin SakiuraがKan Sanoを迎え制作されたこのシングル。歌詞から想像するに、自分のふるさとを離れた「僕」が、この街が知らず知らずのうちにHome Townになっていたという意味合いの歌詞でしょうか。
童謡の「ふるさと」、「Country Road」など、昔の故郷を思う曲はたくさんあり、どれも郷愁を誘う切ない曲ばかりです。しかし故郷が遠くなることへの切なさと同時に、新しい場所やコミュニティに馴染んでいることに気づく喜びもあります。故郷を離れて働いている方は特に共感できるのではないでしょうか。
I Will Always Love You (BPM 70) / Parcels
先日もご紹介した、オーストラリアのバンドParcels。原曲はドリー・パートンが歌っているのですが、より有名なのはホイットニー・ヒューストンのドラマチックなカバーしたバージョンでしょう。そのホイットニーのものが全く想起できないほど、落ち着ききった、チルなカバーが本Parcels版です(笑)。
この曲の最後にすごく好きな歌詞があります。
「人生があなたに優しくありますように。
そして、あなたが夢見た全てが手に入りますように。
喜びと幸福が訪れますように。
そして何よりも願います。あなたに愛が訪れますように、と。」
秋の夜長にほっと一息つく時間は自分を慈しむ時間であると同時に、大切な人との大切な時間を振り返る時間であるとも思います。家族や恋人、友達といった大切な方を思い出しながらこの曲を聞くと、とても幸せな気持ちになります。
終わりに。
10月のプレイリスト、いかがでしたでしょうか?このプレイリストが、みなさまが今月もCozyに過ごす一助になれば嬉しいです。雨も多くて、寒暖差も激しい毎日ですが、お身体ご自愛くださいませ。また来月お会いしましょう!
With Love,
Oito