5月のプレイリストのテーマは「太陽と月とあなた」

ご無沙汰しております。OitoのAyaです。

5月も半ば、4月に新しい環境へとうつられた方はそろそろ落ち着いていらっしゃることでしょうか?かくいうOitoにも新しいメンバーが増えたり、娘さんが一人暮らしを始められたり、新しい町へ引っ越しをしたりと、4月に大きく環境が変わったメンバーも少なくなく、ようやく落ち着いてほっとするような、バタバタしていて時には気づかなかった寂しさが込み上げてくるような気持ちです。

5月はEclipse Season(蝕の季節)と言われていて、1日に日食、16日には月食がありました。1年に2回ほど訪れるEclipse Seasonですが、今年は満月に近い状態からの皆既月食でとてもダイナミックだったようです。日本時からはリアルタイムでは見れませんでしたが、海外から届く神秘的な映像をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

そんな風景にインスパイアされた5月のプレイリスト・テーマは「太陽と月とあなた」。いつもはそこにいて当たり前の存在の太陽と月が、満ち欠けで見せる自然の神秘の光景と、いつもそばにいる大切な誰かとの特別な時間を対比させてみました。5月は母の日もあります。悲しみの多い社会情勢ですが、いつもありがとう、という、平凡な日常が続くことへの感謝と願いを込めて選曲しました。

Oito Playlistとは(再掲)

  • 日常の中の心地よさ、自然を感じ季節と共に生きることを大切にしているOitoらしい、季節を感じるポジティブな曲たち
  • 集中が続くとされる「ポモドーロタイマー」にちなんだ25分のプレイリスト。作業やお仕事のお供にどうぞ
  • 歩くスピードにあわせたテンポ、アンダンテの楽曲を選曲。Oitoを履いて、お散歩に出かけたくなるかも

5月の楽曲紹介

Flower Moon (BPM 110) / Vampire Weekend

Flower Moonとは海外で春の花が満開に開く頃の満月をいうそうです。今年のFlower Moonは黄色が濃くて、Flower Moonという名前にふさわしいゴージャスな黄金の月でした。「5月のフラワームーン(満月よ)夜を呪え、神聖なしるし、コカコーラと赤ワイン、今がその瞬間さあ消えさろう」と歌詞はまるで不思議な呪文のようですが、曲調とVOCODER(ボコーダー、Kraftwerkなどが多様した声の音声周波数をシンセサイザーにあてまめて声を出力する方法)の使い方が、とにかく可愛らしい。
Vampire Weekendのこの曲が収録されたアルバム「Father of the Bride」は、環境問題、行きすぎた資本主義、ベトナム戦争といった社会問題を抱えた70年代の音楽やテーマに強くインスパイアされています。でも、どこか明るくキッチュで希望に溢れているのは、生まれたばかりの娘に何かを残してあげられるだろうというリードボーカリスト・ギタリストのEzra Koenigの強い想いから来ているのかもしれません。

I'm Not Around (BPM 70) / Pax, Kate Bollinger

2曲目はすっと肩の力を抜いて聞きたい曲。深く思考の沼にはまりこみ抜け出せない「私」は、「あなた」ならその深いところから引き上げてくれると信じ、「あなた」にかけているような口調の歌詞。ギターの音が揺らぐように、歌い手である「私」の心も揺らいでいる様子面白い。

コーラス部分は「あなたといると一番気が楽→だからってあなたほど自信はもてないし→っていうかそんなに言うほど簡単じゃない→でも、まあやってみるけど」と。天邪鬼か!と突っ込みたくなる歌詞(笑)でも、曲が進めば進むほど、未来を切り開く「私」の明るい未来を示唆しています。

「雲の先に光が見えた気がしたから、夜通し運転をしたよ。そうしたら夜明けが来て、闇が晴れたみたい」

「自分が自分でいいんだって思えた時に、初めて世界に対して心を開けるんだ。恐れを抱くのは、それがあなたにとって大事なことだからだよ」

自信と不安をいったりきたりしながら、弱っている時には宿木のような存在の誰かによりかかってもいい。人生を少しずつ進んでいくことの大切さを伝えてくれる、エモくて優しい曲です。

太陽さん (BPM 91) / Ichiko Aoba

子供の頃、夕暮れの時に感じた寂しさや不安。朝になった時の優しい朝日に抱きしめられているような気持ち。夏場にいく先をずっと照らしてくれているような安心感。夜はずっと悩んでいたことが、朝起きて気持ちの良い太陽に照らされたら、「まいっか」と思えてしまったり、当たり前のことですが、太陽のパワーを感じずにはいられません。

クラシックギターの優しい音色と青葉市子さんの透き通るような声に、日本の夏のギラギラな太陽じゃなくて、爽やかな5月の太陽と空を思い起こすのは私だけではないはず。

Daylight (BPM 95) / Pastel, Ben Kessler

ジャンルは変わり、ファンクを感じるネオソウルの大人な雰囲気。

Daylight(太陽の光)という名前ですが、曲が展開されるシーンは夜。夜中2時近くにふらっとパーティーに来て、すぐ去っていってしまう、まるで「月」のような彼女。もっと知りたい、昼に会いたいというストレートな歌詞。

夜の明かりの暗さと昼の明かりの明るさを対比しながら、日の光であれば「瞳の奥に映る心情」さえも晒してくれることを祈るように願う、恋する男子の切なる願い胸キュン・チューンです。

Can't Fight (BPM 87) / Lianne La Havas

ネオソウルの空気を引き継ぎながら続くのは、ロンドンのR&Bシンガー Lianne La Havasの一曲。グラミーにもノミネートされている実力派で、ギターを高く立てて指びきしながら、歌う歌声も伸びやか。彼女の作る曲はどれもシンプルながらも心地の良いグルーヴを感じるものが多く、Oitoのプレイリストにぴったりなのですが、南ロンドンでの彼女の日常生活を切り取ったかのようなCan't FightのMVは先日発売したばかりのFlower Of Lifeコレクションのストーリーにぴったり!と勝手ながら思って選曲。

歌詞は恋人との関係性がうまくいっていないけれども、抜け出せない関係をうたっています。だからと言って悲観することなく、ご本人のインタビューからも曲調からもあくまでもLeanneのスタンスはポジティブで、しなやか。

「恋人とうまくいかない時に、友人にはやめたらいいじゃんそんな人って言われても、そんなに簡単じゃないよね。二人が未完成で不完全だから、そして愛しているからこそ、もう少し頑張ってみようかな。大変だけど、きっと二人なら大丈夫、そんな気持ちのこと」だそう。

うまくいかないって投げ出しそうになりそうな時、抗えない(Can't Fight)気持ちに素直になってみるのも、大事なのかもしれません。

Sunrise (BPM 87) / Michelle

このプレイリストで既に何回もご紹介しているMichelleですが、Sunrise(朝日)というぴったりな一曲。Michelleはニューヨークに住む6人の20代の若者で構成されるポップ&R&Bバンド。恋愛や青春だけでなく、今の若者らしく人種やアイデンティティーについてなど幅広いテーマで曲作りをおこなっています。4人の女性ハーモニーを重ねて歌うボーカルワークが楽曲のみずみずしさを更に高めているように感じます。ニューヨークの地下鉄で行ったゲリラライブ、20代前半とは思えない完成度。

結成4年目でワールドツアーに出ている彼女たちの最初のシングルがSunrise。重力に導かれるかのように自然「あなた」に恋に落ち、傷つき、いつか「朝日」がのぼるように、私もきっと大丈夫という希望の一曲。

You, Dear (BPM 71) / Eloise

青い鳥、という童話を思い出させるような一曲。ずっと探していた人が、すぐそばに「あなた」だったなんて!という驚き。Eloiseが1956年の映画Anastasia:追想にインスピレーションを受け作曲されたということで、歌詞の展開も「あなたに心を奪われることなんて一切ないと思っていた」「でもふと頭に浮かぶのはあなたと気づいてしまった」とチャーミングでドラマチック。

ロンドン出身のEloiseの2018年のデビューソング。ずっとそばにいてくれる身近な存在の大きさに気付かされる歌詞は「太陽と月とあなた」というプレイリストテーマにピッタリな一曲。

La Luna (BPM n/a) / Josean Log

最後はメキシコ人Josean Logが歌うLa Luna(月)という曲。月の満ち欠けを少しずつ追いながら、月の情景を歌う抒情的な曲。スペイン語の歌詞を直訳してもあまり詳細には理解できないのですが、月が高くから夜の恋人たちの戯れや関係性の変化を満ち欠けとともに見守っているかのような歌詞のようです。

月の満ち欠けと、時の移ろいをうまく掛け合わせている歌詞と、ロマンチックなウクレレのような明るいギターの音色が、月がきれいな夜の散歩にピッタリです。

5月のプレイリスト、いかがでしたでしょうか?このプレイリストが、風が心地よい5月、さらにCozyに過ごす一助になれば嬉しいです。

また来月お会いしましょう!

5月 19, 2022 — NakajoAya
タグ: Oito Playlist

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